色づかいの印象は、どんなトーンを使うかによって大きく変わります。
ここではトーンによって表現できるイメージを具体的に紹介します
例えば、ピンクを使うとしても
色のトーン(調子)によって、受ける印象は大きく違っていますよね。
トーンは全部で12種類ありますが、それぞれに醸し出せる雰囲気が違ってきます。
色づかいで大切なのは、このそれぞれのトーンがどんなイメージを演出できるのか?
その特徴を掴むことです。
そして打ち出したいイメージが決まったら、それにふさわしいトーンを的確に選ぶことです。
ここからは、各トーン別の演出できるイメージを紹介していきますが、
まずはその前に、トーンとは何かを改めてご紹介します
トーンとは
トーンとは、色の明るさと鮮やかさを掛け合わせた考え方。
全部で12のトーンがあります。
<トーン表の見方>
・縦軸に明度、横軸に彩度をとって、12のトーンを順番に並べたのがトーン表です。
・色の輪っかの中のアルファベットはトーン名のアルファベットの略記号
例えば、V=ビビッドトーン、b=ブライトトーンのことを表しています。
12トーンの概要
1 ビビッドトーン
純色、冴えた色のグループ
明度
中明度
彩度
高彩度
2 ブライトトーン
明るい色のグループ
明度
高明度
彩度
高彩度
3 ライトトーン
浅い色のグループ
明度
高明度
彩度
中彩度
4 ペールトーン
薄い色のグループ
明度
高明度
彩度
低い彩度
5 ストロングトーン
強い色のグループ
明度
中明度
彩度
高彩度
6 ソフトトーン
柔らかい色のグループ
明度
中明度
彩度
中彩度
7 ダルトーン
鈍い色のグループ
明度
中明度
彩度
中彩度
8 ライトグレイッシュトーン
明るい灰みの色のグループ
明度
高明度
彩度
低彩度
9 グレイッシュトーン
灰みの色のグループ
明度
中明度
彩度
低彩度
10 ディープトーン
濃い色のグループ
明度
中明度
彩度
高彩度
11 ダークトーン
暗いのグループ
明度
低明度
彩度
中彩度
12 ダークグレイッシュトーン
暗い灰みの色のグループ
明度
低明度
彩度
低彩度
トーン別イメージ
トーンが違うと演出できるイメージが違います。
どんなトーンを使うと、どんなイメージが演出できるかをまとめたのがこちら
詳しく見ていきましょう!
かわいいイメージを打ち出したい時に使えるトーン
明るい色を使うのが鉄則。
色の濃さは、薄くするほど大人しいイメージに変わっていきます。
<おすすめトーン> ブライトトーン/ライトトーン/ペールトーン
シックなイメージを打ち出したい時に使えるトーン
濁った色を使うのが鉄則。
色の暗さは、明るいとフェミニンな印象に、暗くするとマニッシュな印象になります。
<おすすめトーン> ライトグレイッシュトーン/グレイッシュトーン
ソフトなイメージを打ち出したい時に使えるトーン
中明度・中彩度の、少し濁った色を使うのが鉄則。
やや明るめの色を使うと、上品でソフトな印象に、
落ち着いた明るさの色だと、落ち着き感がでてナチュラルな印象になります。
<おすすめトーン> ソフトトーン/ダルトーン
にぎやかなイメージを打ち出したい時に使えるトーン
高彩度の色を使うのが鉄則。
混じりっ気のない原色のビビッドトーンを使うと、わくわくした印象になり、
少し暗めの色になるストロングトーンだと、パワフルな印象になります。
スポーツウェアなどにはおすすめのトーンです。
<おすすめトーン> ビビッドトーン/ストロングトーン
大人っぽいイメージを打ち出したい時に使えるトーン
暗い色を使うのが鉄則。
色が暗くなるに従って、重い印象が増します。
<おすすめトーン> ディープトーン/ダークトーン/ダークグレイッシュトーン
ここまで、トーン別の演出できるイメージの解説でした。
色選びは、何色を選ぶかも大切ですが、それをどんなトーンで使っていくかも大切です。
トーンを使い分けて、見せたい世界観を作っていきましょう
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